【目次】

  1. 深夜3時45分、3本のアニメが生まれた夜
  2. 第1作「朝、工房のドアを開ける」―はじまりの祈り
  3. 第2作「癒し特化アニメ」―揺れながら生きるあなたへ
  4. 第3作「それでも削る」―一日のすべてを抱きしめる物語
  5. 3作に共通して込めた、たった一つのテーマ
  6. これからも私は、削り、描き、届け続ける

深夜3時45分。
工房の外は静まり返り、パソコンの画面だけが淡く光っていました。
その画面に並んでいたのは、完成した3本のアニメーション。

正直に言えば、
「まさか自分でアニメを作るとは思っていなかった」
それがいちばん最初の気持ちでした。

けれど同時に、胸の奥から確かな熱が込み上げてきました。
――私はまた、新しい表現の扉を、自分の手で開いてしまったのだ、と。

この3本のアニメは、
ただの作品ではありません。
木を削り、言葉を削り、迷いながら生きてきた私自身の
“時間そのもの”を刻んだ記録です。


1. 深夜3時45分、3本のアニメが生まれた夜

誰からも頼まれていない。
保証もない。
それでも、作らずにはいられなかった。

この衝動こそが、私の創作の原点です。
木を削り、文章を書き、そして今、映像を削る。

すべては同じ一本の線の上にあり、
その線が今、「アニメ」という形で結ばれました。


2. 第1作「朝、工房のドアを開ける」―はじまりの祈り

第1作は、「一日のはじまり」を描いた作品です。
不安を抱えたまま、それでも工房のドアを開ける一歩。

この作品に込めたのは、
**“今日を怖がりながら生きている人”**への祈りです。

誰にも気づかれない小さな一歩。
それでも、その一歩から、すべての物語は始まる。
そのことを、ただ静かに伝えたかったのです。

▶ 第1作 アニメはこちら https://youtu.be/V3xc3W8f2uo

3. 第2作「癒し特化アニメ」―揺れながら生きるあなたへ

第2作は、意識的に“癒し”に特化した作品です。

完璧でなくていい。
揺れながらでいい。
立ち止まってもいい。

それでも、あなたの時間は、
誰かの明日につながっている。

これは、かつて何度も立ち止まり、
何度も心が折れそうになった、
過去の私自身へのメッセージでもあります。

▶ 第2作 アニメはこちら https://youtu.be/H2vdJUIf4xY

この作品は、
「もう何もできない」と思った夜に、
そっと寄り添うために作りました。


4. 第3作「それでも削る」―一日のすべてを抱きしめる物語

第3作は、私の中でも特別な意味を持つ一作です。

朝の不安。
昼の迷い。
たった一本が売れた、小さな喜び。
削りすぎてしまった悔しさ。
夜、ポストへ投函する小さな箱。

――私の一日は、ちゃんと存在していた。

この一行に、私はすべてを込めました。

▶ 第3作 アニメはこちら https://youtu.be/7Fk8sd5O-Ww

何も変わらなかったように見える一日でも、
その中には、確かに“生きた証”があります。


5. 3作に共通して込めた、たった一つのテーマ

3本のアニメすべてに共通しているテーマは、実はとてもシンプルです。

「うまくいかなくても、人は生きていていい」

成功しなくてもいい。
評価されなくてもいい。
迷いながらでもいい。

今日も削った。
今日も生きた。
ただそれだけで、
もう十分すぎるほど尊い。


6. これからも私は、削り、描き、届け続ける

今回の3本は、ゴールではありません。
私にとっては、**新しい表現の“入口”**です。

木を削り、
言葉を削り、
映像を削る。

苦しくても、迷っても、
それでも私は、削り続けます。

なぜならその先で、
たった一人でも、救われる誰かがいると、
私は信じているからです。

深夜の工房から生まれた3本の小さなアニメが、
あなたの心に、ほんの小さな灯りをともせたなら――
それ以上の喜びは、ありません。

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