木軸ペンの仕上げと、お手入れに最適なオイルと経年変化の楽しみ方 - ともペン＆ふみペン（木軸ペン工房「ともLINK」）

木軸ペンの最大の魅力は、時間とともに色や質感が変化する「経年変化」です。新品の木軸ペンは美しい木目と自然な色合いが楽しめますが、使い込むほどに深みが増し、世界に一つだけの「自分だけの一本」に育っていきます。

しかし、木材はデリケートな素材でもあるため、適切な仕上げとお手入れが必要です。この記事では、木軸ペンを美しく保つためのオイル仕上げやメンテナンスの方法をご紹介します。

木軸ペンを仕上げたり、お手入れする際に使用するオイルは、木材を保護し、艶を与える役割を果たします。以下に代表的なオイルとその特徴をご紹介します。

亜麻仁油（リンシードオイル）
- 特徴：木材に深く浸透し、耐水性を高める。ナチュラルな艶感を出す。
- 注意点：乾燥に時間がかかるため、仕上げには余裕を持つことが必要。
蜜蝋ワックス
- 特徴：天然素材で肌にも優しい。木材表面に薄い保護膜を作り、さらっとした仕上がりに。
- 注意点：艶は控えめだが、自然な質感を好む方におすすめ。
ワトコオイル
- 特徴：発色が良く、濃い木目を際立たせる効果が高い。
- 注意点：強い匂いがあるため、換気をしながら作業することが必要。
トングオイル（桐油）
- 特徴：速乾性があり、木材の防水性を高める。プロの木工職人にも人気。
- 注意点：価格がやや高め。

使い込むほどに、木材特有の艶や色味が変化していきます。これこそが「経年変化」の醍醐味。自分だけのペンに育てる楽しみを感じてください。

木軸ペンは、使う頻度が高いほど手の油分がなじみ、美しい艶が出ます。日常生活で気軽に使い、ペンとともに成長する喜びを味わいましょう。

木軸ペンは、手に馴染む質感や時間とともに変化する美しさが最大の魅力です。適切なオイルを使った仕上げやお手入れを行えば、さらに長く楽しむことができます。

ぜひ、お気に入りのオイルを見つけて、木軸ペンとの時間をより豊かなものにしてみてください。経年変化を愛でながら、ペンを使うたびに感じる喜びを体験してみましょう。