Amazon Kindleにて新作小説
『朝、工房のドアを開ける ― ともペン工房スタッフYの一日』
を出版いたしました。

本作は、実在する「ともペン工房」を舞台に、
そこで働く20代前半の若い女性スタッフYの
“朝から夜までの一日”をドキュメンタリー風に描いた静かな物語です。

これまで制作ノートや実用書を中心に出版してきましたが、
今回は**初の“工房スタッフを主人公にした小説作品”**となります。

さらに今回、この物語を
👉 YouTubeにてアニメーション映像としても公開いたしました。
文章の世界観を、映像として体感していただけます。

▶ アニメーション動画はこちら
https://youtu.be/V3xc3W8f2uo


本作のあらすじ

朝、まだ街が完全に目覚める前。
小さな工房のドアを、ひとりの若い女性が静かに開けます。

最初の仕事は掃除から。
削りの音、木の香り、昼休みにこぼれる将来への不安。
売れた一本の喜びと、売れなかった一本の切なさ。
夕方の疲労、夜の発送、そして布団の中で見つめる自分の手のひら。

本作には、特別な事件は起こりません。
けれどそこには、確かに
**「働く一日」と「生きている時間」**があります。

この静かな物語の一日を、
YouTubeではアニメーションとして映像化しています。
映像で見る工房の空気、動き、間の取り方は、
文章とはまた違った余韻を感じていただけると思います。


なぜこの作品を書いたのか

ともペン工房では、日々多くの木軸ペンが生まれています。
しかし、その一本一本の裏側にある

  • 「削っている人の時間」

  • 「迷いながら働く日常」

  • 「誰にも知られない努力」
    が表に出ることは、ほとんどありません。

そこで今回は、
“後ろ姿しか映らない工房スタッフYの一日”を、あえて物語として残す
という形で、この作品を制作しました。

この小説はフィクションですが、
描かれている工房の空気、作業の流れ、感情の揺れは、
すべて実際の日常をもとにしています。

そして今回、その世界観を
文章だけでなくアニメーション映像としても表現しました。
活字が苦手な方にも、工房の日常を感じていただける形になっています。


ともペン工房と、この物語のつながり

作中に登場する木軸ペンは、すべて実在の制作工程をもとにしています。
物語の中で削られ、梱包され、送り出される「一本」は、
現実のともペン工房でも、日々同じように生まれています。

この物語を読んだあとに、
またはアニメーション動画をご覧いただいたあとに、
工房の作品を手に取っていただくと、
その一本に込められた
**「時間」や「想い」**を、
少しだけ近くに感じていただけるかもしれません。


こんな方におすすめです

  • 働くことに少し疲れてしまった方

  • 静かな物語が好きな方

  • ドキュメンタリー風の小説が好きな方

  • ものづくりの現場に興味がある方

  • ともペン工房のファンの方

  • YouTubeの映像とともに物語を楽しみたい方

短時間で読めるボリュームですので、
寝る前の読書や、静かな時間のお供にもおすすめです。


Kindleでのご購入はこちら

『朝、工房のドアを開ける ― ともペン工房スタッフYの一日』
Amazon Kindleにて好評配信中です。

※Kindle Unlimited対応(読み放題対象の場合あり)

▶ Amazonの販売ページはこちら
https://amzn.asia/d/ecGfkHa


アニメーション動画もあわせてお楽しみください

本作は、YouTubeにて
アニメーション作品としても公開中です。

映像ならではの空気感、間、音とともに、
工房スタッフYの一日を体感していただけます。

▶ YouTubeアニメーションはこちら
https://youtu.be/V3xc3W8f2uo


最後に

この作品は、派手な物語ではありません。
けれど、誰かの一日を静かに支える
**「名もなき時間」**の物語です。

この本と映像が、あなたの一日のどこかに、
やさしい余韻を残してくれたなら、これ以上の喜びはありません。

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